こんにちは。整理収納アドバイザーのMayumiです。
今日は「整理収納アドバイザー」とはどんな資格なのか解説したいと思います。
興味はあるけれど、具体的にどんな資格だろうと気になっている方、是非チェックしてみてください。
整理収納アドバイザーとは
特定非営利活動法人「ハウスキーピング協会」が提供している、整理収納のノウハウ、整理収納の手順や手法を身に付けることができる資格講座です。
資格区分は1級~3級に分かれています。
ハウスキーピング協会のHPを見ると、整理収納アドバイザー有資格者数は累計:172,605名で、
内訳は 2級 160,258名、1級 12,347名となっています。(2022年4月現在)
それではどんな違いがあるのか、みてみましょう。
3級
・ご自身のライフスタイルに合ったテーマを学びたい方
・学んだことをすぐに身の回りの環境改善に活かしたい方
2級
・基本的な整理の考え方、整理の方法を学びたい方
・事例を通じて、整理収納の基礎知識を身につけたい方
2級・3級は、自身の身の回りの整理整頓や、身内・友人などにアドバイスができるようになることを想定して作られています。
1級
・整理収納アドバイザーとして仕事をしたい方
・整理収納が苦手な方にアドバイスをしたい方
・整理収納アドバイザーの知識をより深めたい方
1級を取得すると、商標登録されている「整理収納アドバイザー」という肩書きで仕事をすることが可能です。
プロとして「整理の考え方・方法」や「収納のコツ」についてお部屋などの整理や収納で困っている人にアドバイスをすることができます。
講座を受けるには?
「ハウスキーピング協会」主催の講座を受ける方法と、「ユーキャン」の通信講座を受ける方法の2通りがあります。
3級・2級
「ハウスキーピング協会」
- 会場講座
1日の講座受講後、簡単なまとめテストを受け、資格認定。
3級:9,900円(テキスト有)、2級:24,700円(テキスト有)
- オンライン講座(ZOOM)
1日の講座受講後、簡単なまとめテストを受け、資格認定。
3級:9,900円(テキスト有)、2級:24,700円(テキスト有)
- WEB講座(2022年~)
60日間の間で動画講座を視聴。簡単なまとめテストを受け、資格認定。
3級:設定なし、2級:14,850円(テキスト無)
「ユーキャン」
通信講座。既定の添削課題を提出し、合格すれば在宅で準1級+2級の資格認定。
44,000円(2級+準1級テキスト有)
私はハウスキーピング協会の2級講座(ZOOM)を受講しました。
どこにいても受講できるというのはとてもありがたかったです。
ちなみに3級講座を飛ばして、2級講座から受講することができます。
ハウスキーピング協会では今年からWEB講座も始まったようなので、お忙しい方などは時間や場所に縛られずに講座を受講できます。
準1級(1級予備講座)
「ハウスキーピング協会」
- 会場講座
2日の講座受講後、簡単なまとめテストを受け、準1級資格認定。
36,300円(2級講座の受講後、1ヵ月以内の申込で10%引 32,670円)
- オンライン講座(ZOOM)
2日の講座受講後、簡単なまとめテストを受け、準1級資格認定。
36,300円(2級講座の受講後、1ヵ月以内の申込で10%引 32,670円)
「ユーキャン」
通信講座。既定の添削課題を提出し、合格すれば在宅で準1級+2級の資格認定。
44,000円(2級+準1級テキスト有)
準1級もハウスキーピング協会の講座(ZOOM)を受講しました。
トータルで考えるとユーキャンの方が割安ですが、自分でテキストだけを見て勉強するよりも先生に教えていただいたほうが分かりやすくモチベーションも上がるので、私は直接先生に教えていただいて良かったなと思っています。
1級試験について
準1級資格認定が受けられたら、1級試験を受けることができます。
試験は1次と2次があります。年間を通じて随時実施されています。
- 筆記試験(マークシート)
場所と時間が決まっている。また、地域によっては開催されていない場合もある。
約1ヵ月後にハウスキーピング協会HP内で合格者の受験番号を発表。
受験料 14,300円
- CBT試験(コンピューター)
全国に300箇所あるCBTテストセンターにて受験でき、場所と時間も選択できる。
試験終了後、その場で結果が分かる。
受験料 18,700円(申込より30日以内受験の場合、早割で16,500円)
私の住んでいる熊本では筆記試験を行っていなかったため、私はCBT受験をしました。
すぐに結果が分かるのが大変ありがたかったです。
2次試験について
以前は3つの開催方式がありましたが、2022年7月から2つの方式に変わっています。
また、試験方式がプレゼン形式から研究発表(10分)+口頭試問(5分)に変わっています。
- 会場(東京・大阪のみ)
会場で研究発表と口頭試問試験実施。約1ヵ月後に合否通知が郵送
受験料 19,800円 - オンライン(ZOOM)
ご自宅等からオンラインで研究発表と口頭試問試験実施、約1ヵ月後に合否通知が郵送
受験料 19,800円
私が受験したときは、プレゼン形式だったのですが、YouTubeでの動画提出を選択しました。
動画提出は送る前に繰り返し動画を確認できたのでかなり良かったと思います。
試験勉強について
1次試験について
準1級講座を受講した際に、先生が1次試験で出る範囲を教えてくださいました。
私は確実に合格したかったので、ハウスキーピング協会の学習サイトの申込をして、毎日勉強しました。(1級1次試験試験対策オンライン学習サイト ¥2,400→今はキャンペーンで¥1,200)
勉強期間としては約1ヵ月ほどでした。
先生が教えてくださった範囲以外からも出題されたのですが、学習サイトで見ていた問題とほぼ同じ内容だったため、学習サイトで勉強しておいて良かったなと思いました。
2次試験について
2次試験は「提案編」と「実作業編」のいずれかを研究発表します。
「提案編」
自分以外の第三者(家族可)をクライアントと設定します。
問題点を指摘し、解決に向けた整理収納法についてのご提案をしていただきます。
クライアントに対してどのようなファシリテイトができるのか、そこから得られる意識改革や効果、アドバイザー自身の成長についてなど、作業手順や方法、整理収納アドバイザー理論を含め、ご提案として有効なプランを具体的にまとめてください。
※クライアントは特定の個人、または「1人暮らしの30代女性」のようなターゲット層でもかまいません。
※過去に作成済みのプランや、理論を伝えるだけの内容、セミナー内容等は不可となります。 ※他者の著作物の模倣や引用したものは不可となります。「実作業編」
ハウスキーピング協会 1級2次試験用 研究発表の制作の手引きより
自分以外の第三者(家族可)がクライアントとなります。
その方が抱える問題点の解決に向けて、整理収納作業でアドバイスの実践を行っていただきます。
クライアントに対してどのようなファシリテイトが出来たのか、アドバイザー自身がどのように成長が出来たのかを、 ヒアリングや作業手順や内容、使用した整理収納アドバイザー理論、改善点や効果、などを含め具体的にまとめてください。
※資料作成用のテンプレートはありません。形式に決まりはありませんので自由な発想で作成ください。
※家庭内などの共有の場所で自分が使いやすいという視点で作業されたものは不可となります。
私は「実作業編」を選択し、プレゼン動画を作成しました。
テーマは“毎日使いやすいウォーキングクローゼット収納”。
講座で教えていただいた整理収納アドバイザーとしての整理収納理論を使い、自宅のクローゼットのお片付けを実施し、その工程について写真を添付しながら資料にまとめました。
そして資料を使いながらプレゼン発表。
プレゼンは正解がないので、どんな風に発表したらいいか迷いましたし、準備がとても大変でした。
ネットで検索すると、いろんな方がご自身の体験談や資料などをアップされていらしたので、それはかなり参考になりました。
最後に
今日は、整理収納アドバイザーに興味を持っていらっしゃる方をターゲットにした記事となりましたが、いかがでしたでしょうか?
今後、お片付けの実作業についても記事にしていきたいと思いますので、是非また見に来ていただけると嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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